引きの強い男、金川です。
今回のタイトル、『獏、降る』の”獏”って何? の皆さんの為に調べてみました。
「獏」(※写真1) 夢を食べる妖獣として広く知られている『獏(バク)』は、古代中国で創作された想像上の生き物です。 『獏』は「象鼻犀目牛尾虎足寝其皮避湿気其形避邪」、すなわち象のような鼻、サイのような目、牛のような尾、虎のような足を持ち、その皮を敷いて寝ると湿気を避け、邪気を払う‥と言われました。 また体色は灰色で胸前と尾の上は白く、体の大きさは水牛ほどあり、動きは鈍いものの怪力で、歯が強く、深山の竹林などに住み鉄、銅、竹を好んで食べている‥と言い伝えられてきました。 神様が動物を創造したとき、最後に余った材料を使って作った動物が『獏』という伝説もあります。後に悪夢を退ける「バクキ」と言う神の伝承と混同され、『獏』は人間の夢を食べる霊獣とされるようになりました。
古代中国では「睡眠中に魂が遊離する」と考えられており、そのため魂が悪霊にさらわれないよう寝室や枕元などに守護獣として『獏』の置き物等を置いていたとされています。また日本でも「獏の絵を枕の下に置いて寝ると獏が悪夢を喰らい吉夢を見せる」と信じられてきました。 悪夢にうなされた朝に「ゆうべの夢は『獏』にあげます」と3回唱えるとその悪夢から逃れる事ができる、という言い伝えは今でも日本の各地に残っています。 現在アジアや中南米に生息している「バク」は『獏』のモデルという訳ではなく、『獏』の伝承を元に後世の人が名付けたものですが、かつて中国でペストなどの流行性疾患をもたらす「病魔」をバクに食べさせて退治する習慣があったと伝えられる等、現代のバクも『獏』同様、魔除けや破邪の象徴として語り継がれています。マレーバク(※写真2)はお釈迦様の乗物だといわれ、お釈迦様の乗った鞍の跡が白く残ったという伝説も残されています。ーYahoo!知恵袋よりー
なるほど〜。何となく”夢を食べる妖怪”って印象はあったんですが、ちゃんとお札や文言が必要なんですね。神様が余った材料で創ったってのが何とも悲しいです。 次は”獏”の文字自体から、、
『莫』という漢字は草原の中に日が沈んでいくことを表しています。下の部分の『大』は古い字形では『艹(クサ)』であり、草原の真ん中に太陽が沈む様子です。『暮れる』、『見なくなる』、『ない』という意味を持ちます。読みは漢音で『バク・ボ』、呉音で『マク・モ』です。漢字の足し算では、艹(くさ)+日+艹(くさ)=莫(草原に日が沈む。見えなくなる)です。
なるほどなるほど。台本を読んでいる僕は関連性を感じずにはいられませんねぇ。 是非劇場でこの感覚を共有したいですねぇ。
是非劇場でこの感覚を共有したいですねぇ。
『獏、降る』 乞う、ご期待あれ!!!
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Date: 2013/07/02(火)
記入者金川周平
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